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医療関係への就職を辞めた友人たち

私の高校は看護師など医療に携わる職に就職する生徒の多い学校だった。
私の友人たちの中にも何人か医療業界へ進んだ人がいたのだが、先日の同窓会できいたところそのほとんどがやめてしまいました。
彼ら彼女らは口を揃えて言う。
「医療関係への熱意が失せた。
」きいたところ、短大での授業の中で実際に病院や介護施設などで研修をする過程があるそうなのだが、その内容は酷いものだったという。
友人たちの話を纏めると、まず、業務についてのちゃんとした説明がなかった。
自分で考えろといわれたのだが、右も左わからぬ初めての現場では手持ち無沙汰になってしまう。
注意されたので今度はより積極的に仕事を探し率先して動こうとするが勝手なことをするなといわれる。
結局最後には掃除などの雑用をさせられただけで研修は終わってしまい有意義な時間とはいえなかった、ということだ。
現場を見た感想としては、本当に忙しく自分たちの相手をする暇がなさどうだった、とのこと。
確かにどこも人手不足なこの世の中ではよくあることであろう。
しかし、未来を担う若者がその厳しさに揉まれる前に熱意をなくし医療業界を離れてしまったことに、虚しさとやるせなさを感じた。

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